コードを見て歌いながら弾く「コード弾き」。
右手でコードを押さえるのは慣れてきたけど、左手がいつもワンパターン…という悩み、ありませんか?
今回は「左手の伴奏、なんとかしたい!」という方のために、よくあるパターンから発展アイデアまで、やさしく解説します。難しく考えすぎず、少しずつバリエーションを増やしていきましょう!
■ まずは「ルートを1音」でOK!
左手の基本は「コードのルート音」を低音域で1音鳴らすこと。
たとえばCコードなら、左手で「ド」の1音だけを弾きます。
これはシンプルだけど超重要。
歌や右手のコードを邪魔せず、ベースとしてしっかり支えることができます。
ポイント:左手はリズムをそろえて打つだけでも立派な伴奏!
■ 次のステップ:「ルート+5度」スタイル
1音に慣れたら、「ルート音+5度」を試してみましょう。
例えばCコードなら
- 左手で「ド(C)」と「ソ(G)」を同時に弾く
これで一気に低音が厚くなり、コード感が出ます。
コツ:指は「小指+親指」or「小指+中指」で。鍵盤の広さになれていこう。
■ 定番!「ルート→5度→ルート(オクターブ)」の3拍パターン
4拍子の曲ならこんなパターンもおすすめ。
ド → ソ → ド(オクターブ) → ソ
この繰り返しで、ベースラインが動いて音楽にノリが生まれます。

久石譲「Summer」の伴奏音型
■ 「アルペジオ風」で雰囲気アップ
和音を「ばーん!」と弾くだけじゃなく、音をバラして弾くとぐっと雰囲気が出ます。
たとえばCコードの左手で
ド → ソ → ド(上のド) を順番に弾くだけでも、立派なアルペジオ。
バラードやしっとり系の曲には特にマッチします。

ニューシネマパラダイス「愛のテーマ」の例
■ コードネームを見てすぐ動ける!練習のコツ
左手伴奏をスムーズにするには、コードを見て瞬時にルート音を探せることがカギです。
おすすめの練習方法:
- コード進行を紙に書き出して、左手だけでルート音を弾く練習
- 好きな曲のコード進行を、音源に合わせて弾いてみる(右手なしでOK)
- 転調(キーが変わる)パターンも少しずつやってみる
■ 最後に:大事なのは「左手を主張させすぎない」こと
コード弾きは、歌が主役のことが多いです。
左手は支え役。だから、弾きすぎなくていいし、むしろ「抑える」ことのほうが大事だったりもします。
「コードは覚えたけど、左手が寂しい…」という方こそ、今回のような基本パターンをいくつか覚えておけば、ぐっと表現の幅が広がります。
まとめ:左手伴奏バリエーション5選!
スタイル | 内容 |
---|---|
① ルート1音 | コードのルートだけを1音弾く |
② ルート+5度 | ルート+その上の5度を同時に弾く |
③ ルート→5度→ルート | リズムパターンでベース感を出す |
④ アルペジオ風 | 音をバラして弾くことで雰囲気アップ |
⑤ 和音(左手コード) | 慣れたらコードを左手で弾いて、右手メロでもOK |
「左手がちょっと変わるだけで、こんなに弾き語りが楽しくなるんだ!」
そんな実感が得られるようになると、ピアノはもっと楽しくなりますよ。
ぜひ、今日から1つずつ試してみてくださいね!
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