クラシックとポップスの違いって、何?
「ピアノを弾いてみたい!」と思ったとき、あなたはどんな曲を思い浮かべますか?
きらびやかなクラシックの名曲?それとも、大好きなJ-POPアーティストのヒットソング?
どちらも素敵な音楽ですが、「クラシックとポップスでは、ピアノの弾き方って違うの?」と疑問に思う人も多いはずです。
そこで、今回はクラシックとポップスの違いについて、様々な角度から考えていきましょう。
目次
- 定義
- クラシックとポップスの違い
- 曲の目的が違う
- 楽譜の読み方・使い方が違う
- 使うテクニックが違う
- 練習のしかたも違う
- どちらが難しい?
- まとめ
定義
まずはここで、この記事で使う「クラシック」と「ポップス」という言葉の意味を、簡単に整理しておきましょう。
■「クラシック」とは?
このブログでは「クラシック」とは、楽譜が細かく書かれており、それを忠実に再現することを重視する音楽という意味で使います。モーツァルト、ショパン、ベートーヴェンなど、18世紀〜19世紀を中心に活躍した作曲家たちの作品がここに含まれます。
■「ポップス」とは?
「ポップス」とは、現代のJ-POPや洋楽、アニメの主題歌など、テレビやラジオ、YouTubeでよく聴くような大衆向けの親しみやすい音楽を中心にしたピアノ演奏のことを指します。
楽譜通りでなくてもよく、自分の感覚や好みに合わせて自由にアレンジして演奏することが多いのが特徴です。
このように、同じピアノでもクラシックとポップスでは考え方や演奏のスタイルが大きく異なります。
このブログでは、ピアノ初心者の方に向けて、それぞれの違いと魅力をわかりやすく紹介していきます。
クラシックとポップスの違い
違い1.曲の目的が違う
クラシックの曲は、楽譜通りに演奏することが基本です。
作曲家が何百年も前に書いた楽譜を「できるだけ正確に、ていねいに再現する」ことが大切とされています。
一方ポップスの曲は、自分らしくアレンジして弾くことが多いです。
メロディーにコード(和音)をつけて、伴奏を自由に変えたり、リズムを工夫したり。歌が主役のことも多いため、「歌に合った演奏」が求められることもあります。
違い2.楽譜の読み方・使い方が違う
クラシック音楽の楽譜は、細かく指定された情報がたくさん書かれています。
「この音は強く」「ここはゆっくり」「このテンポで」など、書いてある通りに弾くことで作品の世界が完成します。
ポップスの楽譜は、シンプルなことが多いです。
「コード譜」と呼ばれる形式では、メロディーとコード(和音、複数の音を同時に弾くこと)しか書いていないこともあります。そこに自分のセンスで伴奏やリズムを加えていくのが、ポップスピアノの楽しいところです。
違い3.使うテクニックが違う
クラシックでは、正確さと表現力の両立が重要です。
速くて細かい指の動きや、ペダルをうまく使った繊細な音の変化など、しっかり練習を重ねていくことで少しずつ上達します。
ポップスでは、リズム感やノリの良さが重要になります。
左手でベースやリズムを刻み、右手でメロディーを乗せていくスタイルが多く、「聴いていて心地いい」「歌いやすい」と感じてもらえる演奏が理想です。
違い4.練習のしかたも違う
クラシックは、まず楽譜をきちんと読むことからスタートします。
少しずつゆっくりと練習して、音を覚え、ミスなく弾けるようになるまで根気よく積み重ねていきます。
ポップスは、耳で聴いて覚える、いわゆる耳コピで練習することも多いです。
「YouTubeで聴いて好きになった曲を、見よう見まねで弾いてみる」という入り方もあり。楽譜がなくても始められることも多いですし、気軽にチャレンジできるのが魅力です。
どちらが難しい?
どちらにも難しさと楽しさがあります。
クラシックは、「深く芸術的な世界を味わえる」喜びがありますし、ポップスは「自分らしさを表現できる自由さ」が魅力です。
初心者にとっては、ポップスのほうが親しみやすく、続けやすいと感じる人も多いかもしれません。
でも、クラシックを経験すると、指の動きがしなやかになり、ポップスにも生かせるというメリットがあります。
まとめ:あなたに合ったスタイルでOK
「クラシックをやらないとダメ?」
「ポップスしか弾きたくないんだけど…」
そんなふうに悩む必要はありません。
どちらにも良さがありますし、「自分が楽しいと感じる音楽」から始めるのが、ピアノを続ける一番の近道です。
「Hanaポップスピアノ教室」は、ピアノ未経験の大人を対象に、楽譜を読まずに「早く!両手で!弾ける!」を目指すレッスンが特徴です 。
独自開発の教材で、難しい楽譜を使わずに好きな楽曲を両手で演奏できるようになります 。
このように、まさに「ポップスピアノを気軽に始めたい」「まずは弾きたい曲から挑戦したい」という方にぴったりのレッスンスタイルです。


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