2025.9.22
みなさま、「しりとり」って好きですか?
「しりとり」といえば、小学校の休み時間から大人の飲み会まで盛り上がる、日本人にとって身近な言葉遊び。でも、身近だからこそ、若干飽きてきちゃったり……してません?
そこで役に立つのが”縛りルール”です。
「〇〇な言葉限定!」とルールを作れば、たちまち難しさも楽しさも倍増します。
何で縛るかは自由ですが、どうせなら、我々が大好きなもので挑戦したいですよね。
そう、例えば音楽用語で!
ということで、今回は、一緒に「音楽用語しりとり」をやってみましょう!
「ピアノ」からスタートし、しりとりのルールに従って用語をつなげていきます。出てきた言葉については一つひとつ説明を加えるので、「あ、これ聞いたことある!」というものから、「初耳!」というものまで、一緒に楽しんでいただければと思います。
それでは、行ってみましょう!
1. しりとりのスタートは「ピアノ」
やっぱり音楽の代表といえば「ピアノ」ですね。
ピアノは18世紀にイタリアで誕生した弦楽器で、正式名称は「ピアノフォルテ」。これは「小さな音も、大きな音も出せる」という意味からきています。クラシック音楽からポップスまで、あらゆるジャンルに登場する万能選手です。
2. 「ノ」から続くのは……
「ピアノ」の最後は「ノ」。そこから出てくるのは「ノイズ」でしょうか。
普段は「雑音」というマイナスイメージの言葉ですが、音楽の世界では一味違います。ロックやエレクトロニカ、現代音楽では、あえてノイズを混ぜることで、音楽に個性や刺激を与えることがあるんです。たとえばギターのアンプから出る「ジーッ」という音も、アーティストの手にかかれば立派な表現素材になります。
3. 「ズ」でつながるのは……
「ノイズ」の最後は「ズ」。「ズ」……うーん、難しいですね。
ちょっと無理やりかもしれませんが、「ズレ」はどうでしょうか!
ここでいう「ズレ」は、ただのミスではありません。むしろジャズやファンクの世界では、この「ほんの少しのズレ」がグルーヴを生みます。拍に対して少し後ろに乗ると“タメ”が生まれ、前に出ると“疾走感”が出る。つまり音楽のカッコよさは、完璧に揃えることではなく、この微妙な「ズレ」をどう楽しむかにもあるのです。
4. 「レ」といえば……
「ズレ」の「レ」からは「レガート」でいきましょう。
楽譜に「legato」と書かれていたら、「音と音をなめらかにつなげて弾いてください」という意味です。ピアノなら指を切らずに次の音へ、歌なら途切れずに息をつなげて。
反対語は「スタッカート」で、短く切る演奏ですね。レガートを意識するだけで、演奏がぐっと表情豊かになります。
5. 「ト」で登場するのは……
「レガート」の「ト」からは「トニック」。
これはハーモニー理論でいう“主和音”、メインとなる和音のこと。うーん、まだ難しいですね。
例えば「ハ長調(Cメジャー)」なら「ドミソ」がトニックになります。音楽はこのトニックに戻ってくることで安定感を得ます。聴いていて「帰ってきた〜!」とホッとする瞬間、あれがトニックです。
6. 「ク」ならこれかも……
「トニック」の「ク」からは、誰もが知る「クラシック」がつながります。
モーツァルトやベートーヴェンといった作曲家の音楽を指すこともあれば、西洋芸術音楽全体を意味することもあります。実は「クラシック」という言葉自体、「由緒あるもの」という意味があり、ジャンル名としても威厳があって良いですね。
7. もう一度「ク」なら……
「クラシック」の最後の「ク」からは「クレッシェンド」。
楽譜に「cresc.」と書かれていたら、「だんだん強く」という意味です。静かに始まって、気づけばホール全体を包み込む大合唱に……なんて場面に欠かせません。
逆に「デクレッシェンド(またはディミヌエンド)」なら、だんだん弱く、です。
このしりとりも、クライマックスに向かっているのでしょうか?
8. 「ド」って何がある……?
「クレッシェンド」の「ド」からは「ドローン」で行きましょう!
これは「低音をずっと鳴らし続ける」奏法や音楽様式のこと。インド音楽の、シタールという弦楽器の演奏などでよく使われます。単調に思えても、その上で旋律が自由に舞うことで、独特の浮遊感が生まれます。近年のアンビエント音楽や映画音楽にも取り入れられています。
……あっ、「ん」が付いてしまいましたね。しりとりは、これにて終了です!
9. 音楽用語しりとりの魅力とまとめ
こうして見てみると、たったひとつの「ピアノ」から始まったしりとりでも、「ノイズ」「ズレ」「レガート」「トニック」「クラシック」「クレッシェンド」「ドローン」と、幅広い音楽用語に出会うことができました。
音楽は奥が深くて専門的だと思われがちですが、言葉遊びにすると一気に身近になります。
「しりとり」という遊びの中に、クラシックから現代音楽、さらには民族音楽までが顔を出す。これって、ちょっとした音楽の旅ですよね。
次に誰かとしりとりをするときは、ぜひ「音楽用語しばり」で挑戦してみてください。かなり難しいですが、盛り上がること間違いなしですよ!


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