2026.03.18
2ページまでの短い曲なら問題ありませんが、3ページ、4ページと長い曲に挑戦し始めると、必ずと言っていいほど「譜めくり」の問題に直面します。
演奏が盛り上がっているところで、ページをめくるために片手が止まってしまうのは、弾き手にとっても聴き手にとってももどかしいものです。今回は、物理的な準備と事前の計画で、演奏を中断させないための対策を紹介します。
目次
3〜4ページなら「蛇腹(じゃばら)」に繋げて並べる

もし楽譜が3枚から4枚程度であれば、本のようにめくるのではなく、コピーを取って横に繋げ、蛇腹状に広げて譜面台に並べるのが最も確実です。
この方法であれば、演奏中に手を離す必要が完全になくなります。譜面台の幅が足りない場合は、段ボールや厚紙を譜面台のサイズに合わせてカットし、その上に楽譜を貼って安定させるのが一般的です。
譜めくりのタイミングをあらかじめ決めておく
どうしてもめくる必要がある場合は、行き当たりばったりではなく、事前にタイミングを決めておく「譜めくり計画」を立てましょう。
- 左手が休符のとき: 伴奏が一息つくタイミングが最も安全です。
- 音が伸びているとき: 右手や左手が長い音を保持している隙に、もう片方の手でめくります。
楽譜の右下に、あらかじめ「めくる(記号でも可)」と大きく書き込んでおくだけでも、演奏中の迷いが軽減されます。
次のページの最初の1小節だけを暗記する
譜めくりで演奏が止まってしまう原因の多くは、「めくってから次の音を探す」までのタイムラグにあります。
これを防ぐには、ページをめくる前の段階で、次のページの最初の1小節(あるいは数拍)をあらかじめ暗記しておきます。そうすることで、ページをめくる動作をしながら音を出し続けることができ、視線が新しいページに馴染むまでの時間を稼ぐことが可能になります。
厚紙や台紙を使って、めくりやすさを改善する
薄いコピー用紙のままだと、焦って2枚一緒にめくってしまったり、指が滑ったりしやすくなります。
めくる必要のあるページは、端に小さな厚紙(付箋やテープの端を折ったものなど)を貼って「取っ手」を作っておくと、指が掛かりやすくなり、ミスが大幅に減ります。物理的な少しの工夫が、本番の安心感に繋がります。
まとめ|スムーズな譜めくりも演奏技術の一部
「譜めくりがうまくいかなくて……」というのは、決してあなたの演奏が未熟なわけではなく、準備不足によることがほとんどです。
最後まで音楽の流れを止めずに弾ききることは、聴いている人をその世界に留めておくためにとても大切です。練習のときから、どうやって次のページへ移行するかをシミュレーションし、準備を整えておきましょう。
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