2025.12.19
目次
- RADWIMPSはただのロックバンドじゃない?楽曲の鍵を握るピアノの存在感
- 「ピアノが主役!」といっても過言ではない名曲3選
- 野田洋次郎のピアノはなぜ心に響くのか?技術よりも大切な「歌うピアノ」
- 初心者こそRADWIMPSに挑戦してほしい理由
- まとめ:エモいピアノを自分で奏でてみよう
2025年、日本の音楽シーンを走り続けてきたRADWIMPSが、ついにメジャーデビュー20周年を迎えました。
「前前前世」の疾走感あふれるギターロックや、哲学的な歌詞、そして複雑なバンドアンサンブル。RADWIMPSといえば、そういった「かっこいいロックバンド」のイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
でも、少し耳を澄ませてみてください。 彼らの楽曲の中で、時に激しく、時にとてつもなく優しく鳴り響いている「ピアノ」の音に気づくはずです。
実は、ボーカルの野田洋次郎さんはピアノの名手でもあります。RADWIMPSの音楽がこれほどまでに私たちの感情を揺さぶるのは、激しいバンドサウンドの中に、繊細なピアノの旋律が絶妙に溶け込んでいるからこそ。
今回は、20周年という節目に、あえて「ピアノ」という視点からRADWIMPSの魅力を深掘りしてみます。楽譜が読めなくても、音楽に詳しくなくても大丈夫。これを読めば、今まで聴いていたあの曲が、もっと素敵に聴こえてくるはずです。
RADWIMPSはただのロックバンドじゃない?楽曲の鍵を握るピアノの存在感
一般的なロックバンドにおけるピアノやキーボードの役割は、あくまで「伴奏」や「味付け」であることが多いです。ギターやドラムの隙間を埋めるようなイメージですね。
しかし、RADWIMPSの場合は少し違います。「ピアノがギターと同じくらい、あるいはそれ以上に活躍している」のです。
特に、新海誠監督とのタッグを組んだ『君の名は。』や『天気の子』以降の楽曲では、その傾向が顕著になりました。映画の壮大な世界観を表現するために、バンドの音圧で押すのではなく、ピアノ一音一音の「響き」や「間」を大切にしているのが伝わってきます。
野田さんが弾くピアノには、クラシックの堅苦しさがありません。「語りかけるようなピアノ」とでも言いましょうか。まるで歌詞の一部のように、ピアノが歌っているのです。だからこそ、ピアノ単体の音になっても、RADWIMPSらしさが消えることはありません。
「ピアノが主役!」といっても過言ではない名曲3選
では、具体的にどの曲を聴けばその魅力がわかるのか? 「ピアノの音が印象的で、かつ心が震える曲」を3つ厳選しました。
1. スパークル(movie ver.)
映画『君の名は。』の劇中歌としてあまりにも有名な一曲です。 この曲の魅力は、なんといっても冒頭のピアノ。
「タララ、ポタララ…」と繰り返されるフレーズ(アルペジオと言います)が、夜空から星が降ってくる様子をそのまま音にしたかのように響きます。難しいテクニックを見せつけるのではなく、同じフレーズを繰り返すことで、聴く人を楽曲の世界へ引き込んでいく。この催眠術のような美しさは、RADWIMPSのピアノの真骨頂です。
2. グランドエスケープ
映画『天気の子』の主題歌。三浦透子さんのボーカルが印象的ですが、楽曲の土台を作っているのは間違いなくピアノです。
静かな始まりから、サビに向かってどんどん盛り上がっていく高揚感。ここでは、ピアノが楽曲のコード感をしっかり支えています。 「ダーン、ダーン」という力強い和音が、走る足音や、雲を突き抜けるような上昇感を表現しています。
3. 愛にできることはまだあるかい
こちらも『天気の子』から生まれた名曲です。 こうしてみると、RADWIMPSが新海映画をどのように彩ってきたのかがよく分かりますよね。
この曲は言うまでもなく、ピアノが主役級の働きをしています。MVでもいたるところでピアノを演奏していますからね。
曲が進むにつれ、バンドやオーケストラが合流して壮大になっていきますが、やはり根幹にあるのはピアノです。美しさや切なさを、すべてピアノの音に載せて表現しているのが、これらの楽曲だといえるでしょう。
野田洋次郎のピアノはなぜ心に響くのか?技術よりも大切な「歌うピアノ」
「自分はピアノを習ったことがないから、あんな風には弾けない」 そう思うかもしれません。もちろん、プロの技術は素晴らしいものです。
しかし、RADWIMPSのピアノが素敵な理由は、超絶技巧で指が速く動くからではありません。「コード(和音)の響き」と「リズム」を大切にしているからです。
クラシックピアノは「楽譜通りに正確に弾くこと」が求められますが、ポップスやロックのピアノは「その場の空気を支配すること」が重要です。 野田さんのピアノは、おしゃれなコード(ジャズのような複雑な響きを持つ和音)を使いつつも、リズムはとても人間味があります。メトロノームのように正確すぎない、感情の揺れのようなものが音に乗っているのです。
これが、聴く人の「エモい」という感情を刺激する正体ではないでしょうか。
初心者こそRADWIMPSに挑戦してほしい理由
「聴くのは好きだけど、弾くのは無理そう…」 そう思っているあなたにこそ、RADWIMPSの曲(特に『スパークル』や『グランドエスケープ』など)をピアノで弾いてみることをおすすめしたいです。
なぜなら、「繰り返しのパターンが多いから」です。
例えば『スパークル』のあの美しいフレーズは、実は手の形をあまり変えずに弾けるパターンが繰り返されています。一度その「型」を指が覚えてしまえば、初心者の方でも意外とすぐに「あの音」が出せるようになります。
楽譜が読めなくても大丈夫。「コード弾き」といって、和音の記号を見るだけで弾く方法もありますし、YouTubeで指の動きを解説している動画もたくさんあります。
「あのイントロを自分の手で鳴らす」 その瞬間の感動は、聴いているだけでは味わえない特別な体験です。デビュー20周年のこの機会に、新しい趣味としてピアノを触ってみるのも素敵だと思いませんか?
まとめ:エモいピアノを自分で奏でてみよう
RADWIMPSの楽曲は、激しいロックの熱量と、静謐なピアノの美しさが同居している稀有な存在です。20年経っても色あせないその魅力は、むしろ大人になった今だからこそ、より深く心に沁みるかもしれません。
改めて彼らの曲を聴くときは、ぜひギターやドラムの奥にある「ピアノの音」に耳を傾けてみてください。そして、もし「いいな」と思ったら、実際に鍵盤に触れてみてください。憧れのあのフレーズが自分の指から生まれたとき、もっとRADWIMPSが好きになるはずです。
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