2025.12.11

目次(テンポが揺れる問題を整理)

  1. テンポが揺れる演奏は本当に悪いのか
  2. テンポが揺れる原因はどこにある?
  3. テンポが揺れても「良い演奏」になるケース
  4. テンポが揺れて「悪い演奏」になるケース
  5. テンポの揺れをコントロールする練習法
  6. テンポを味方にするために

テンポが揺れる演奏は本当に悪いのか

「テンポが安定しないのは悪いことですか?」
これは、ピアノを学ぶ方から非常によく聞かれる悩みです。

結論から言えば、テンポが揺れる演奏=すべて悪い、ではありません。
音楽には「機械的に正確なテンポ」「人間的に揺れるテンポ」の2種類が存在します。

問題になるのは、

  • 意図したテンポの揺れか
  • 無意識に崩れているテンポの揺れか

この違いを理解していないことなのです。


テンポが揺れる原因はどこにある?

テンポが揺れる原因の多くは、演奏技術よりも身体の使い方と意識にあります。

主な原因は次の通りです。

  • 難しい部分で無意識に走ってしまう
  • 指がもつれてテンポが遅れる
  • 緊張で呼吸が止まり、リズム感が乱れる
  • 楽譜を追うのに必死でテンポを感じられていない

特に初心者のうちは、「弾くこと」に集中するあまり、テンポを感じる余裕がなくなるのが自然な現象です。


テンポが揺れても「良い演奏」になるケース

テンポが揺れていても、それが意図された揺れであれば、むしろ演奏は魅力的になります。

代表的なのが次のような場面です。

  • バラードでフレーズの終わりを少し伸ばす
  • 盛り上がる直前にほんの一瞬テンポをためる
  • 感情が高まるサビで自然に前に出る

これらはすべてルバート(表情のあるテンポの揺れ)と呼ばれる技法です。

この「良いテンポの揺れ」は、
音楽を“歌わせる力”そのものと言ってもよいでしょう。


テンポが揺れて「悪い演奏」になるケース

一方で、次のようなテンポの揺れは注意が必要です。

  • 指が追いつかずテンポが乱れる
  • 速くなったり遅くなったりが毎回バラバラ
  • 自分では気づかないうちに走っている
  • 合奏や伴奏で必ずズレる

これらはすべて、コントロール不能なテンポの揺れです。

この状態では、どれだけ音色が良くても
「聴きづらい演奏」「落ち着かない演奏」になってしまいます。


テンポの揺れをコントロールする練習法

テンポの揺れは「なくすもの」ではなく
コントロールできるようになることがゴールです。

おすすめの練習法は次の通りです。

  1. メトロノームで「ゆっくり」練習する
    速く弾く練習より、遅く正確に弾くほうがテンポ感は安定します。
  2. 片手ずつテンポを確認する
    両手で崩れる人は、左右それぞれのテンポ感が違っていることが多いです。
  3. 録音してテンポの揺れを客観視する
    自分では安定しているつもりでも、聴き返すと意外と揺れています。
  4. 歌いながら弾いてテンポを体に入れる
    歌えるテンポは、最も安定しやすいテンポでもあります。

テンポを味方にするために

テンポが揺れること自体は、決して「悪」ではありません。
問題は、それが表現なのか、ミスなのかを自覚できているかどうかです。

テンポを安定させたうえで、
あえて揺らせるようになったとき、あなたの演奏は一段階“音楽的”になります。


Hanaポップスピアノ教室では、
テンポ・リズム・ノリを感覚ではなく“理解して身につける”レッスンを行っています。

テンポが安定すると、演奏の安心感も、表現の自由度も大きく変わります。

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そんな方こそ、正しいテンポ感のトレーニングを一度体験してみてください。

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