2025.12.10

目次

  1. 「dim」ってなに?譜面でよく見る謎の記号
  2. どんな音がするの?キーワードは「サスペンス」
  3. なぜ使うの?ディミニッシュは「魔法の架け橋」
  4. 初心者でも簡単!「パッシング・ディミニッシュ」を使ってみよう
  5. まとめ:怖がらずに弾いてみて!

「dim」ってなに?譜面でよく見る謎の記号

ピアノの練習をしていて、ポップスの楽譜を開いたとき、コードネームの横に小さく「dim」とか「」という記号がついているのを見たことがありませんか?

「Cdim」や「E♭dim」……。 メジャー(明るい)でもマイナー(暗い)でもない、この正体不明の記号。これこそがディミニッシュコード(Diminished Chord)です。

音楽理論の教科書を開くと「短3度を積み重ねたコード」なんて難しい言葉で説明されていますが、今はそんな定義、一旦忘れてしまって大丈夫です!

まずは、ピアノで「ド・ミ♭・ソ♭・(ラ)」を同時に弾いてみてください。 (※「ラ」を入れるとディミニッシュ・セブンスになりますが、ポップスではこれもひっくるめてディミニッシュと呼ぶことが多いです)

ディミニッシュコードの解説

どうでしょう? なんだか不安定で、ざわざわするような、不思議な響きがしませんか?

どんな音がするの?キーワードは「サスペンス」

ディミニッシュコードの響きを一言で表すなら、「サスペンスドラマの犯人が現れる直前」です。あるいは、お化け屋敷のドアが開く瞬間と言ってもいいかもしれません。

非常に不安定で、「このままじゃ終われない!」「早く落ち着く場所に逃げたい!」という強い緊張感(テンション)を持っています。

単体で弾くと、「ジャ〜ン……(恐怖)」という感じで、ただただ不気味な音に聞こえるかもしれません。「こんな不気味なコード、本当にキラキラしたポップス曲に必要なの?」と思いますよね。

でも、料理でも「甘いケーキにひとつまみの塩」を入れると美味しくなるように、あるいは激辛スパイスがカレーの深みを出すように、この「不安定さ」こそが、楽曲にドラマチックな展開を与える重要な要素になるのです。

なぜ使うの?ディミニッシュは「魔法の架け橋」

では、この不安定なコードをどこで使うのでしょうか? 一番の役割は、「コードとコードをつなぐ架け橋」です。

音楽は基本的に「不安定」から「安定」へ向かうことで物語が進んでいきます。 ディミニッシュコードは、とびきり不安定な響きをしているため、その次にくる「安定した普通のコード」を、ものすごく綺麗に、そして感動的に聴かせる力があるのです。

スムーズなコード進行の中に突然この「ざわざわ感」が挟まることで、 「おっ、何かが起こるぞ……?」 と聴き手の耳を惹きつけ、その直後に解決することで「あぁ、気持ちいい!」というカタルシスを生み出します。

ただの移動手段ではなく、景色をガラッと変えるためのトンネルのような存在だと思ってください。

初心者でも簡単!「パッシング・ディミニッシュ」を使ってみよう

理屈はさておき、実際にどう使うのか、一番よくあるパターンをご紹介します。 それは「パッシング・ディミニッシュ」と呼ばれるテクニックです。

例えば、「C(ドミソ)」から「Dm(レファラ)」というコードに進みたいとします。 普通に弾いてももちろん綺麗です。

でも、ここでおしゃれなピアニストは、その間にこっそりディミニッシュを挟みます。

C ⇒ C#dim ⇒ Dm

ベース音(一番低い音)に注目してください。 「ド」⇒「ド#」⇒「レ」 と、半音ずつ階段を登るように繋がっていますよね?

この「C#dim」を弾いた瞬間、少しだけ切ないような、胸がキュッとなるような響きが生まれます。そしてそのままDmに着地すると、流れるようにスムーズで、かつドラマチックな進行に生まれ変わります。

これはJ-POPでもバラードでも、本当によく使われる「黄金パターン」です。「ド」と「レ」の間をつなぐために、半音の「ド#」を持つディミニッシュを接着剤として使うイメージです。

まとめ:怖がらずに弾いてみて!

「ディミニッシュ」という名前や、理論書の難解な説明に圧倒されて、なんとなく避けて通っていた方もいるかもしれません。

でも、このコードは「次の感動を大きくするための助走」です。 不気味な響きも、使い所さえ間違わなければ、あなたのピアノ演奏を一気に「上級者っぽい」「エモい」雰囲気に変えてくれます。

楽譜に「dim」が出てきたら、「おっ、ここはドラマチックな場面だな」と思って、怖がらずにその独特の響きを味わってみてください。きっと、今までよりもピアノを弾くのが楽しくなるはずです。


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