「ピアノのコンクール」と聞くと、皆さんはどんな情景を思い浮かべますか?ピリッと張り詰めた空気、燕尾服やドレスに身を包んだ演奏者、そして厳しい表情の審査員たち…。ちょっと近寄りがたい世界に感じるかもしれませんね。
でも実は、ピアノコンクールは「音楽のオリンピック」や「極上のエンターテインメント」とも言えるほど、ドラマチックで熱い場所なんです。最近では日本人ピアニストの活躍もあって、ニュースで見かける機会も増えました。今回は、世界中が熱狂する「これだけは知っておきたい!」という有名なピアノコンクールを、わかりやすくご紹介します!
1. 世界三大ピアノコンクールって何?
世の中には数えきれないほどのピアノコンクールがありますが、その中でも「ここでの入賞は人生が変わる!」と言われるほど格が高い大会が3つあります。それが「世界三大ピアノコンクール」です。
ポーランドの「ショパン」、ロシアの「チャイコフスキー」、そしてベルギーの「エリザベート王妃」。この3つは歴史が深く、ここから巣立ったピアニストたちは、まさにクラシック音楽界のスターとして世界中で活躍することになります。いわば、アカデミー賞やオリンピックの金メダル級の価値がある大会なのです。
2. ピアノ界の最高峰!ショパン国際ピアノコンクール

産経ニュースより
日本で最も有名と言っても過言ではないのが、この「ショパン国際ピアノコンクール」です。ポーランドの首都ワルシャワで5年に一度開催されます。このコンクール最大の特徴は、「ショパンの曲しか弾いてはいけない」という点です。
「えっ、ショパンだけ?」と思われるかもしれませんが、これがまた難しいんです。ショパンの繊細な心の揺れや、ポーランド人としての誇りをどう表現するか。世界中のエリートたちがショパン一点に魂を削る姿は、見ているこちらまで手に汗を握ります。近年では反田恭平さんや小林愛実さんの入賞でも大きな話題になりましたよね。まさに「ピアノの祭典」と呼ぶにふさわしい大会です。
3. 難易度はエベレスト級?チャイコフスキー国際コンクール

毎日新聞より
続いては、ロシアで開催される「チャイコフスキー国際コンクール」。こちらは4年に一度、つまりオリンピックと同じ周期で開催されます。この大会は、とにかく「超絶技巧」と「体力」が求められることで有名です。
ロシアの音楽教育は非常にレベルが高く、参加者たちも超人的なテクニックを持った「ピアノの怪物」たちが集まります。ただ綺麗に弾くだけでなく、オーケストラを突き抜けるような力強い音や、壮大な表現力が必要とされるため、聴いている側も圧倒的なパワーを感じることができます。まさに、ピアノという楽器の限界に挑むような、熱い戦いが繰り広げられる場所なんです。
4. まさに修行!?エリザベート王妃国際音楽コンクール

朝日新聞より
最後にご紹介するのが、ベルギーのブリュッセルで行われる「エリザベート王妃国際音楽コンクール」。このコンクールには、他の大会にはないユニーク(で過酷)なルールがあります。
それは、本選に残ったファイナリストたちが「一週間、外部との接触を断って山にこもる」というもの。この隔離期間中、彼らはそれまで見たこともない「新曲」を渡され、自力で一から譜読みをして仕上げなければなりません。ネットも電話もダメ、先生に教わることもできない。自分の音楽性と孤独に向き合う、まさに「修行」のような日々を経て披露される演奏には、その人自身の真の力が宿ると言われています。
5. まとめ|コンクールは新しい才能との出会いの場
有名なピアノコンクールの世界、少し身近に感じていただけたでしょうか?コンクールは順位をつける場所ではありますが、それ以上に「世界中の素晴らしい才能が、命をかけて音楽を届けてくれる場所」でもあります。
最近ではYouTubeでの生配信も増え、お家でゆったりと世界最高峰の演奏を楽しむことができるようになりました。「この人の弾き方、好きだな」「この曲、なんだか元気になるな」といった気軽な気持ちで覗いてみるのが、コンクールを楽しむ一番のコツです。ぜひ、あなただけのお気に入りのピアニストを見つけてみてくださいね!
「好きな曲を弾いてみたい」その気持ちを大切に
Hanaポップスピアノでは、コンクールのような厳しい世界だけではなく、あなたが音楽を「楽しむ」ことを第一に考えたレッスンを提供しています。ポップスからクラシックまで、弾きたかったあの曲を、自分のペースで始めてみませんか?

