トイピアノにひとめぼれ

ある日、ふらっと立ち寄った楽器店で、運命の出会いをしました。
お目当ては中古のエレピだったんです。なのに、私の目に飛び込んできたのは、小さな赤いボディの可愛らしいピアノ。

「なんだこれ……?かわいすぎる……」

そう、それがトイピアノとの出会いでした。

「子供向けのおもちゃでしょ」と思ったそこのあなた。
たしかにそういう一面もあります。
でもね、トイピアノは“オモチャ”のくせに、どこか哲学的で、アーティスティックで、ちょっと反則な存在なんですよ。

今日はトイピアノ布教活動の一環として、
子供だけのものにしておくには惜しすぎる、魅惑のトイピアノワールドへご案内いたします。

目次

  • トイピアノってそもそも何?
  • トイピアノのここがたまらない!
  • 実際に聴いてみよう!トイピアノの演奏動画おすすめ3選
  • トリビア:トイピアノは「絶対音感殺し」?
  • 最後に:大人こそ、トイピアノを!

トイピアノってそもそも何?

まず最初に整理しておきましょう。
トイピアノ(Toy Piano)とは、その名の通り“おもちゃのピアノ”です。

でも、ただのおもちゃじゃない。
鍵盤もあれば、音も出る。

音を出す仕組みは出す仕組みは、普通のピアノとはちょっと違う。
弦をハンマーで叩くのではなく、金属製の棒(音源バー)を叩いて音を出すんです。

気になるその音色はというと…

  • キンコンカンコンとした、どこか懐かしい鉄琴のような響き。
  • 音域はたった1オクターブ半〜2オクターブ程度。
  • 音程も、たまに「ん?ズレてる?」みたいなことがあるけど、それすら愛しい。

つまり、完成された“楽器”ではないけれど、唯一無二の個性を持つ存在なんです。


トイピアノのここがたまらない!

さて、ではその「トイピアノの何がそんなに魅力なの?」という話をしましょう。

1. 音が、想像以上に切なくて深い

鳴らしてみるとわかるんです。
こんな可愛い見た目なのに、音がちょっと泣いてる。

どこかアンバランスで、純粋で、未完成で、でも一生懸命響いている感じ。
この“いびつさ”が、心をぐっとつかむんですよ。

ふとしたメロディを弾くだけで、子供の頃の記憶とか、夏の夕暮れとか、言葉にできない風景がぶわっと浮かんできます。

2. クリエイターがこぞって使っている

実は、トイピアノってプロの音楽家やアーティストにも大人気なんです。

例えば…

  • ジョン・ケージ(20世紀を代表する現代音楽の巨匠)は、トイピアノのための作品を作曲している。
  • 坂本龍一は、映画音楽にさりげなくトイピアノの音を混ぜていたことも。
  • 現代のインディーポップやローファイミュージックでも、トイピアノの音が“エモさ担当”として登場します。

つまり、“おもちゃ”なのに、ガチの表現ツールなんです。

3. 部屋に置くだけでインテリアになる

ここ、大事ですよね。
電子ピアノやアップライトピアノはスペース的にも値段的にもハードル高いけれど、トイピアノなら幅40〜60cm、高さ30cm前後で置ける!

しかも、デザインが秀逸。
木製のクラシックタイプから、真っ赤なポップなタイプまで、インテリアに映えること間違いなし。

“ちょっと音楽やってます”感が出て、オシャレだし会話のネタにもなるんです。


実際に聴いてみよう!トイピアノの演奏動画おすすめ3選

文字で語っても限界があります。
やはり音を聴いてナンボ!
以下にトイピアノの魅力が炸裂している動画を3本厳選しました。


① 【可愛さ限界突破】Margaret Leng Tan – “Dream” by John Cage

現代音楽界でトイピアノの女王と呼ばれるマーガレット・レン・タン。
ジョン・ケージの曲を、どこか神聖で遊び心あるタッチで演奏。
「こんなに真剣におもちゃ弾いてる人、見たことない…!」と感動します。


② 【映像と音の魔法】Cocorosie – “Werewolf”(Live)

シスター・デュオCocorosieのライブでは、トイピアノが大活躍。
音の儚さがそのまま世界観を作っていて、トイピアノの破壊力を思い知らされます


③ 【よみがえる夏の景色】久石譲 – “Summer”(Cover)

久石譲の名曲「Summer」をカワイのトイピアノで演奏したカバー動画。
キラキラして、サスティン(音の伸び)が短い独特の音色に心奪われます。


トリビア:トイピアノは「絶対音感殺し」?

トイピアノは、構造上ちゃんとチューニングされていないことがほとんどです。
音程が微妙にズレていたり、同じ高さの鍵盤でも、押す場所で音が変わったりする。

これが、絶対音感を持つ人にはめちゃくちゃストレスらしいんです。言える
でもその「正確じゃなさ」こそが、トイピアノの味……とも言えるかも?。


最後に:大人こそ、トイピアノを!

ここまで読んで、「あれ、私もちょっと触ってみたくなったかも…」と思った方。

それです。それが沼の入口です。

トイピアノは、音楽経験ゼロでもOK。
楽譜が読めなくても、指一本でも、音を出すだけで絵本のような世界が広がります。

体験レッスンの申し込みボタン
体験レッスン申し込みの電話番号

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

無料体験レッスン

電話をかける

無料体験レッスン

無料体験レッスン

電話をかける