こんにちは!
ピアノといえば、「白鍵が基本、黒鍵がアクセント」ってイメージ、ありますよね。
でも実は、その常識をひっくり返しちゃった鍵盤楽器も、この世には存在するんです!
今日はそんな、「白黒逆転」の不思議な鍵盤たちをのぞいてみましょう!
白が黒で、黒が白!?
まずはこちらをご覧ください。
©Gérard Janot
🎹 黒い鍵がズラ〜ッと並んでる!?
…いやいや、これ、白と黒が逆じゃん!
そう思ったあなた、正解です。これがいわゆる「反転鍵盤」とか「リバース・キーボード」と呼ばれるやつなんですね〜。
普通のピアノでは、白鍵がドレミファソラシ(基本音)、黒鍵が♯や♭の仲間たち。
でも反転鍵盤ではこの配置がまるっと逆。ドレミが黒く、シャープやフラットが白いのです。
なんだか、ピアノがイメチェンしたみたいで新鮮!
どうしてこんな配置に…?
実はこの“白黒逆転”の発想、かなり昔からあるんです。
🏰 時はバロック、楽器はチェンバロ
17〜18世紀ごろのヨーロッパでは、チェンバロやクラヴィコードといった古楽器で、反転鍵盤がちょこちょこ登場していました。
なぜかって?それは…
- 黒檀(エボニー)を使った高級感アピール
- デザインにこだわりすぎた楽器職人の美的センス
- 暗い室内でも見やすかった(かも)
うーん、理由もいろいろですが、当時のオシャレ心と実用性のせめぎ合いだったようです(笑)
現代でも?まさかの再登場!
さてさて、反転鍵盤は過去の遺産かと思いきや…実は今でも生き残ってます!
たとえば:
- Moog(モーグ)シンセサイザーで使われることがある
- 派手なライブ用のパフォーマンス鍵盤
- 一部の特注キーボード(見た目で勝負!)
なんと、演出の一部として「白黒逆にしてみよう」というノリもあるとか。
音は変わらなくても、なんだか演奏が“カッコよく”見える不思議!
でも、弾くのはちょっと大変?
もちろん、普通のピアノに慣れている人にはちょっとした混乱も…。
「あれ!?ドの場所どこ!?」
「指が勝手に白鍵に行く〜!!」
…と、脳みそが一時パニックを起こすかも。でもご安心を。
人間、慣れれば何でもできます(たぶん)。
まとめ:たまには“逆転の発想”もアリ!
ピアノの白黒逆転は、ただのトンチかと思いきや、歴史あり、個性あり、そして美学ありの深〜い世界でした。
普段は見慣れたあの鍵盤も、ちょっと視点を変えてみると面白い発見があるものですね♪
もし楽器店や資料館で、白黒反転の鍵盤を見かけたら、ぜひ注目してみてください。
あなたの音楽脳が、ちょっぴり刺激されるかもしれませんよ!
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