50代でも遅くない。
◆目次
- はじめに──「50代からでもピアノは始められる」
- フジコ・ヘミングとの出会い
- YouTube×奥様の助けで前進
- 超絶技巧《ラ・カンパネラ》との格闘
- フジコ・ヘミングの前座出演
- 漁師とピアニストを両立した日々
- 人生に「遅すぎる」はない
1. はじめに──「50代からでもピアノは始められる」
「もう50代だし、ピアノなんて無理かも…」
そんな声に勇気を与えてくれる人物がいます。
それが、佐賀県で海苔(のり)を育てる漁師でありながら、ピアニストとしても活躍する 徳永義昭さんです。
彼は52歳でピアノを始め、たった7年であの難曲《ラ・カンパネラ》をマスターしました。
ピアノを始める年齢に制限はありません。
徳永さんの挑戦こそ、「年齢はただの数字」というメッセージそのものです。
2. フジコ・ヘミングとの出会い
ピアノを始めたきっかけは、世界的ピアニスト フジコ・ヘミング の演奏をテレビで見たこと。
彼女の「ラ・カンパネラ」に魅せられた徳永さんは、「自分も弾いてみたい」と心に決めました。
この瞬間が、52歳からの新しい人生を切り開く一歩となったのです。
3. YouTube×奥様の助けで前進
当初、楽譜が読めなかった徳永さん。
もともと音楽の経験はゼロでした。
しかし、 YouTube のピアノ練習動画 などを参考にしながら、独学で練習を始めます。
また、 ピアノ講師である奥様の千恵子さん の助けも受けつつ、自宅で毎日数時間の練習を続けました。
海苔漁師の仕事と並行して、毎日6〜8時間の練習を続けたといいます。
4. 超絶技巧《ラ・カンパネラ》との格闘
リスト作曲《ラ・カンパネラ》は、そもそもプロでも一筋縄ではいかない楽曲。
しかし徳永さんは、「潮風と格闘してきた手だから」と自らを鼓舞し、猛練習を重ねました。
ノリの収穫期の合間にも、欠かさず鍵盤に向かったそうです。
7年後には曲を最後まで弾けるほどに仕上がり、演奏を動画で公開すると国内外で注目を集めました。
5. フジコ・ヘミングの前座出演
そして迎えた感動の瞬間。
あるコンサートで、 フジコ・ヘミングさんの前座を務める機会 を得たのです。
北九州のソレイユホールにて約1,700人の観客を前に演奏。
「ミスがあっても、自分なりの音を伝えたい」と語った徳永さんは、舞台上で颯爽とピースサインをしながら演奏を終えました。
会場を満たしたのは、温かい拍手と大きな共感でした。
さらに、演奏後にフジコ・ヘミングから「音から人柄が伝わった」と褒められたというエピソードも残っています。
6. 漁師とピアニストを両立した日々
徳永さんはノリ漁師として朝は早くから漁に出て、夜は鍵盤に向かう日々。
ノリ漁師の傍ら、テレビをはじめとしたメディアに出演、 年間70回以上の演奏依頼 をこなすほどに活躍しています。
また、彼の人生は映画にもなりました。
2024年秋には俳優・伊原剛志さんが主演する映画『ら・かんぱねら』が公開予定。さらに、外国人スタッフによるドキュメンタリー映画も2025年春にヨーロッパで上映予定で、世界三大映画祭への出品も計画されています。
7. 人生に「遅すぎる」はない
徳永さん自身が何度も語ってきたメッセージ、それはこうです:
「50代から始めても、夢は叶えられる。
情熱と継続があれば、音も人生も変わる。」
ノリ漁師としての努力と、ピアノへの情熱が結びついた奇跡のストーリー。
「年齢を理由に諦める必要はまったくない」という強いメッセージを彼は体現しています。
まとめ
- 徳永義昭さんは52歳からピアノを始め、妻の助けを借りながら独学で努力を重ねた
- やがて《ラ・カンパネラ》を演奏し、世界的ピアニスト・フジコ・ヘミングの前座も務めた
- ノリ漁師とピアニストという二足のわらじを両立し、メディアや映画でも注目されている
- そして何より、「人生に遅すぎる始まりなどない」と私たちに教えてくれている
参考


0件のコメント