2025.11.28
“抜ける音”と“埋もれる音”とは?
ピアノを弾いていて、はっきりと前に出る“抜ける音”と、 もごもごして存在感の薄い“埋もれる音”に分かれることがあります。
この違いは決して曖昧ではなく、 タッチ・音域・ペダル・強弱・音の長さといった明確な要素の差によって生まれます。
つまり、意識して弾けば誰でも「抜ける音」を作れるということです。
タッチの違いが音を変える
“抜ける音”を出せるかどうかは、まずタッチで決まります。
- 抜ける音:指先のスピードが速い / 背筋から力が伝わる / 一点に集中したタッチ
- 埋もれる音:押しつぶすようなタッチ / 手の力が分散 / 鍵盤をなでるようなタッチ
ポイントは、“強く押す”のではなく“速く落とす”こと。 音の芯が立ち、前に飛ぶようになります。
音域による抜け方の違い
同じタッチでも、音域によって“抜ける音”と“埋もれる音”は変わります。
- 高音域:抜けやすい(明るく響く)
- 中音域:声の帯域と重なり埋もれやすい
- 低音域:音が重く、処理を誤ると濁りやすい
メロディはやや高めの音域に置くと、自然と“抜ける音”になります。 伴奏は低音を控えめにするだけで、音のバランスが整います。
ペダルの使い方で埋もれる音を防ぐ
ペダルは便利ですが、使いすぎるとすぐに“埋もれる音”になります。
- 濁りやすい箇所ではペダルを短く
- フレーズごとに踏み替える
- 低音は特にペダルを薄く
抜ける音を増やすためには、ペダルを「かける」ではなく「クリアにするために切る」という発想を持つことが大切です。
強弱のつけ方でメリハリを作る
強弱(ダイナミクス)は、“抜ける音”を作るうえで欠かせません。
- 抜ける音:アクセントを少し前に置く / 音の立ち上がりが速い
- 埋もれる音:常に同じ強さ / メロディと伴奏が同レベル
メロディと伴奏の明確な役割分担を意識するだけで、音が自然と前に出てきます。
“抜ける音”を作る練習法
今日からできる、効果の高い練習法を紹介します。
- メロディだけ強調して片手練習
右手だけで“歌うように”弾くことで抜ける音が身につきます。 - 伴奏の音量を半分にする練習
左手を弱くして主役を際立たせる感覚を掴みましょう。 - ペダルなしで1曲弾いてみる
どこが埋もれやすいかがよく分かります。 - 録音して「抜ける部分/埋もれる部分」をチェック
客観視は最速の改善方法です。
“抜ける音”は、意識すれば確実に身につくスキルです。 小さな工夫から始めましょう。
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