ピアノを始めて少し慣れてくると、好きなポップス曲を弾きたいと思うことがありますよね。でも、「コードが難しい」「たくさんのコードを覚えるのが大変」という壁にぶつかることも多いでしょう。
そんな時に役立つのが、「数字」でコードを表す方法です。「1451」「6451」などのような数字を見たことがあるでしょうか?
「1451」ってなに?
例えば、Cメジャースケールの場合、音階は次のようになります。
ド(C) - レ(D) - ミ(E) - ファ(F) - ソ(G) - ラ(A) - シ(B) - ド(C)
1 2 3 4 5 6 7 1
ここで「1451」と書いてあった場合、それぞれ「1番目(C)」「4番目(F)」「5番目(G)」「1番目(C)」のコードを弾く、という意味になります。

1のコードは「C(ド・ミ・ソ)」

4のコードは「F(ファ・ラ・ド)」

5のコードは「G(ソ・シ・レ)」

最後は再び、1のコード「C(ド・ミ・ソ)」
このように、キーを基準に数字を覚えると、どのキーでも簡単にコード進行を弾けるようになります。
他のキーに応用してみよう!
例えば、「1451」をキーがGの曲で弾きたい場合は、Gメジャースケールを考えます。
ソ(G) - ラ(A) - シ(B) - ド(C) - レ(D) - ミ(E) - ファ#(F#) - ソ(G)
1 2 3 4 5 6 7 1
すると「1451」の進行は「G – C – D – G」となります。

なぜ数字で覚えるのが便利?
数字でコードを覚えるメリットは大きく3つあります。
- 移調が簡単になる キーが変わってもコードの相対的な関係は変わりません。数字さえ覚えれば、自由にキーを変えて演奏できます。
- 曲の構造が理解しやすくなる コードの動きが「数字」として見えるので、曲の流れやパターンを掴みやすくなります。
- 即興や作曲にも役立つ コード進行の数字パターンを覚えると、自分で作曲したり即興で演奏したりする際にも役立ちます。
ぜひ、このシンプルな数字によるコード理解を活用して、ピアノでのポップス演奏を楽しんでみてくださいね!